PHPのインストール・バージョンアップの方法
今回のお題
今回は若干番外編的な内容になります。
お題は、「PHPのインストール・バージョンアップの方法」です。
PHP自体はmacであれば最初から入っていますが、機能が不足しており本格的な開発に耐えうるものではありません。
例えば、laravel/duskというテストコード用のパッケージをインストールする際にはext-zipというzipファイルを扱う機能が必要になるのですが、プリインストール版のPHPにはこのext-zipが入っていないです。
では、前置きはこのぐらいにして、PHPのインストール・バージョンアップの方法を見ていきます。
ちなみに、今回の手順で使用するHomebrewについては導入済みという前提で進めます。
そちらに関する説明は今回は省略するので、各自で調べていただくようにお願いいたします。
目次
- Homebrewのアップデート
- インストール可能なバージョンの確認
- バージョン指定でのインストール
- パスの設定
- PHPの再起動
- バージョンの確認
Homebrewのアップデート
ここからは、全てホームディレクトリで実行してください。
念のため、Homebrewのアップデートを先にしておきます。
以下のコマンドを入力してください。
brew update
完了したら、次に進みます。
インストール可能なバージョンの確認
次に、インストール可能なバージョンを確認します。
ターミナルで以下のコマンドを叩いてください。
すると、以下のような結果が出ます。
phpが名前に入ったものが全て混ざっているので若干見にくいですが、php@7.2, 7.3, 7.4とバージョン名なしのphpがインストール可能であると表示されました。
バージョン名なしのものは最新版(今回は8.0)です。
phpの横の✅はインストール済みの表記です。
この候補の中からPHPのバージョンを指定してインストールしていきます。
PHPのインストール
以下のコマンドで、希望のバージョンのPHPをインストールします。
xxには7.2などのバージョン名が入ります。
今回は上記の通り最新版にはバージョン名がついていないので、最新版をインストールする際には@xxは省略できます。
かなり時間がかかりますので、気長に待ってください。
完了したら、次に進みます。
パスの設定
インストールが完了したら、パスを通していきます。
そもそもパスを通すとはなんぞや、という話なのですが、簡単に言うとどのディレクトリからでも同じコマンドでPHPを操作できるようにするための処理です。
PHPのnamespaceに似ていますね。
パスに関してはざっくりとしか理解しておらず、あまり話しすぎても墓穴を掘るだけなので、本題に戻ります。
以下のコマンドを入力して、パスを設定します。
// vimファイルを起動
vim ~/.zshrc
// iを押してインサートモードに変更後、以下を入力
export PATH="/usr/local/opt/php@xxx/bin:$PATH"
export PATH="/usr/local/opt/php@xxx/sbin:$PATH"
// [esc]>[:]>wq>[Enter]でvimファイルを保存したのち、以下を実行
resource ~/.zshrc
これで、パスが登録されました。
次に、PHPを再起動します。
PHPの再起動
以下のコマンドを入力します。
次に、ターミナル自体を再起動します。
PHPのバージョン確認
最後に、以下を入力してバージョンを確認してください。
php -v
上記のようにバージョンが表示され、意図したものであれば成功です。