ITパスポート対策〜第11回「QC7つ道具」
今回のお題
今回のお題は、QC7つ道具と呼ばれる7つのグラフです。
ちなみに、QCとはQuality Controlの略です。
パレート図
パレート図は、棒グラフと折れ線グラフを組み合わせたものです。
項目ごとの値が棒グラフで、累積値が折れ線グラフで表されています。
ヒストグラム
データを一定の範囲に分け、項目ごとの値を棒グラフで表したもの。
散布図
縦軸と横軸にそれぞれ別の項目を取り、どの値をもったデータが存在しているのかを点で表したものです。
上記のヒストグラムやパレート図は縦軸の値がデータの個数になっていましたが、散布図ではデータが多いか少ないかは点の密度で判断します。
特定要因図
ある特性や結果がどのような要因のもとに生み出されているのかを図で表したもの。
魚の骨に似ていることから、フィッシュボーン図とも呼ばれている。
他のQC7つ道具とは異なり数字は出てきません。
チェックシート
普通のチェックシートです。
グラフ
折れ線グラフや棒グラフなどの通常のグラフです。
管理図
管理図とは、製造業の品質管理などで用いられるものであり、品質管理の目安となる3つの線を折れ線グラフに引くことで作成されます。
以下が管理図の一例ですね。
製品のを10個ごとのグループに分けて重量の平均値を出しています。
見ての通り、3つの線が引かれています。
黄色の中心線は、正しい重量の値ですね。
上記の例では、100gの重量の製品を作ろうとしています。
赤い線はUCL(情報管理限界線)、緑の線はLCL(下方管理限界線)と呼ばれ、この範囲から逸脱した値が検知された場合には何らかの対策に乗り出すことになります。
ちなみに、UCLとLCLは、中央線から見て標準偏差の+-3倍に設定することが最も一般的です。
ただ、製造しているものが何かによっても製造ライン見直しのコストや規格から逸脱した製品が利用されるリスクは異なってくるので、この辺りは事業内容によって異なってきます。